そうそう、これこれ、この感じ!

先週は一週間、モーレツに仕事が忙しかった。
無理やり仕事を切り上げて、金曜夜に急いで準備をし、茨城へ向かった。
車の流れは順調。コンビニおにぎりのおかげで食事休憩もとらずに、夜8時には茨城に着いた。

東京を離れ、街の明かりが寂しくなるにつれ、気持ちがだんだん穏やかになる。あれやこれや、頭の中でぐるぐる考えていたことも「まあ、いっか」となる。これってなんでだろう?不思議だな。
ただ、周りの景色が変わっただけなのに、確かに心の中が違う。張りつめていた気持ちが解き放たれるような、まるで違う人間になったみたいだ。

今回のテーマは「蛍を見る」だった。先週、蛍まつりをやっていたという「ごかみずべ公園」へ行ってみた。が、まったくいない。近くに入浴施設があったので施設のおじさんに聞いてみると「ああ、祭りのときだけ放すからね」と。
おぉ!蛍まつりってそういうことなのか!蛍は小道具なのね。なんだかかわいそうな気がした。。。。。

気をとりなおし、車で15分ほど移動して「ネーブルパーク」にも行ってみた。
駐車場に着くと、一組の家族連れがにこにこしながら帰ってきた。あの様子は見れたに違いない、と確信。期待しながら我らも小走りで向かうと、ぴかぴかぴか!っと。
やったね。たったの3匹だけど本物の蛍を見られて嬉しかった。

夫が「あれ、豆電球だったらショックだな」とひとこと。爆笑!

その後、茨城の家に着き、暗闇をヘッドライトで照らしながら門を開けると狸の死骸が横たわっていた。うお!っとおののきつつ、横をすり抜けてドアを開けると、今度はユニットバスの天井上から「キーキー」と何かの動物の鳴き声が。

もう、何も気が付かないことにして、ビールを飲んで寝た。

土曜日は朝寝坊と焚火三昧。串付きソーセージやマシュマロ、ピザを焼いて、外で食べた。夜は日帰り温泉へ。

日曜日はウグイスの見事な歌声で目が覚めた。
ウグイスは早朝によく鳴くらしい。一生懸命、歌っている。
あー幸せ。「そうそう。これだわ。これだけでいいの。こんな暮らしをしたいんだった」と改めて思った。

不思議なもので、初日の金曜夜は寒いと思ったけれど、土曜夜は寒くなかった。二日とも同じような気温なのに。
もしかして、体が順応する、ということなのだろうか?

なんだか今さらなんだけど、色々なことを感じた週末だった。
この気持ちを忘れないように、記録しておこう。